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この記事の結論
結論:葉酸サプリは、「1日の目安量あたりの葉酸が400μg前後か」「ほかのサプリと足した合計が上限(1,000μg)をこえないか」「ほかの成分が重なっていないか」「続けられるか」の4点で選ぶと、迷いにくくなります。国の目安は、通常の食事以外から1日400μg(妊娠を計画している女性・妊娠の可能性がある女性・妊娠初期)です。商品名や「No.1」より、栄養成分表示を見るのが近道です。持病や服薬がある方は、飲み始める前に医師・薬剤師に相談してください。数字は、厚生労働省と国立健康・栄養研究所の資料、各メーカーの説明にもとづきます。
葉酸サプリは、種類が多くて、何を基準に選べばいいのか迷いますよね。私も妊活を始めたころ、売り場やサイトの前で固まった一人です。この記事では、国の資料で決まっている目安と、パッケージの見方をまとめます。「どれがいちばん」と決めるのではなく、あなたが自分で選べるようになるための整理です。
いつから・いつまで飲むか、の話は別の記事にまとめています。→ 葉酸サプリはいつから飲む?/葉酸サプリはいつまで飲む?
まず知っておきたい、国の目安(3つ)

- 量の目安:妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性、妊娠初期の妊婦は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、通常の食事以外の食品に含まれる葉酸を1日400μgとることが望まれる、とされています(国立健康・栄養研究所の資料。厚生労働省 e-ヘルスネットも同じ趣旨です)。
- とりすぎの上限:厚生労働省は、「いつもの食事」以外でとるモノグルタミン酸型の葉酸が、1日1mg(1,000μg)を超えないよう通知しています。日本人の食事摂取基準(国立健康・栄養研究所の資料に掲載の数値)では、通常の食品以外から摂る葉酸の耐容上限量は、18〜29歳で900μg、30〜49歳で1,000μgです。
- 食事の葉酸との違い:食事に含まれる葉酸は、体で使える割合が一定ではなく、食事摂取基準ではサプリなどの合成型(プテロイルモノグルタミン酸)の50%として扱われています。そのため、「食事に加えて、サプリで補う」という考え方があります。
選び方の5つのチェックポイント

① 「1日の目安量」あたりの葉酸の量を見る
栄養成分表示は、「1粒あたり」ではなく、「1日の目安量(例:2粒、4粒)あたり」で書かれていることが多いです。粒数で比べると間違えやすいので、「1日の目安量で葉酸が何μgか」を見ます。通常の食事以外の目安は400μgなので、400μg前後が一つの基準になります。製品によって、400μg・480μg・800μgなど幅があります。
② ほかのサプリや食品と、合計で見る

マルチビタミン、鉄のサプリ、プロテインや栄養ドリンクなどにも、葉酸が入っていることがあります。飲んでいるものの葉酸を足して、上限の目安(1日1,000μg)をこえていないかを確認しましょう。上の図は、説明用の例です。
③ 葉酸の種類と、ほかの成分を見る
サプリの葉酸は、多くが「モノグルタミン酸型」で、原材料や成分表示に、そう書かれていることがあります。形状や原料(酵母など)が違っても、合計の量で考えるのが基本です。あわせて、鉄・カルシウム・ビタミンA・D・B群など、ほかの成分の量が、ほかのサプリや食事と重ならないかも見ておきます。ビタミンAのように、妊娠中は、とりすぎに注意が必要とされる成分もあります。迷うときは、成分表示を見せて医師・助産師・薬剤師に聞くのが確実です。
知っておきたい注意:国立健康・栄養研究所は、妊娠中の「安易なサプリメントの利用」は控え、いつもの食事以外で摂取が勧められているのは葉酸だけ、と説明しています。多くの成分を高濃度で配合した製品は、過剰摂取や成分同士の相互作用のリスクがあるものの、その多くは検証されていない、とも書かれています。葉酸以外のサプリは、医師・薬剤師・管理栄養士に相談したうえで利用し、複数の健康食品を同時に使わないことが勧められています。「成分が多いほど安心」ではなく、必要な成分だけを、目安量どおりにが基本です。
④ 表示の種類を読む:栄養機能食品かどうか

パッケージに「栄養機能食品」と書かれていると、安心に見えるかもしれません。国の決まりでは、葉酸の栄養機能食品は、1日の目安量に含まれる葉酸が72〜200μgの範囲で、「葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です」などの表示ができます。同時に、「多量摂取により胎児の発育が良くなるものではありません」といった注意の表示が必要です。
つまり、1日400μgをとる設計の製品は、葉酸の栄養機能食品の上限(200μg)をこえるため、この表示は付けられません。表示がないからといって、品質が劣るという意味ではありません。逆に、栄養機能食品と書かれていても、1日の目安量の葉酸は200μg以下なので、「400μgの目安を満たすか」は、成分表示で確認が必要です。
⑤ 続けやすさと、買い方を見る
葉酸サプリは、毎日続けるものです。価格、1日の粒数や大きさ、においなどが合わないと続きません。通販では、定期購入の条件(回数、解約の方法と期限、返金の条件)を、購入前に確認しましょう。また、特定の食品に対するアレルギーがある方は、原材料の表示も確認してください。
製品の例:メーカーの説明を、同じ項目で並べる
ここでは、私が試したことのあるものと、メーカーの情報を確認できたものを、同じ項目で並べます。数字はメーカー(広告主)の説明にもとづくもので、私が分析したものではありません。販売ページの表示や、仕様の変更があるため、購入前に公式の成分表示で確認してください。
| 製品 | 1日の目安量 | 葉酸(メーカーの説明) | ほかの主な成分(メーカーの説明) |
|---|---|---|---|
| ベルタ葉酸サプリ | 製品の表示で確認 | 480μg/酵母に取り込ませたモノグルタミン酸型 | ビタミン・ミネラル・アミノ酸・野菜など(83種類の栄養素と説明) |
| CiQoni(チコニ) | 2粒(ソフトカプセル) | 400μg/モノグルタミン酸型 | DHA・EPA、還元型CoQ10、ヘム鉄、ビタミンDなど |
| エレビット(バイエル薬品) | 3粒 | 800μg | 12種類のビタミンと6種類のミネラル |
- ベルタ葉酸サプリは、メーカーの説明では、葉酸480μgを含み、酵母に葉酸を取り込ませた「酵母葉酸」を使っているとされています。
- CiQoniは、妊活期向けとして販売されている製品で、モノグルタミン酸型の葉酸400μgを、1日2粒(ソフトカプセル)で摂る設計とされています。定期購入の条件が付く販売です。
- エレビットは、バイエル薬品の発表では、1日3粒の目安で、葉酸800μgなどとされています。400μgを超える製品は、ほかのサプリとの重ね飲みを、特に合計で確認しましょう。
私は、ベルタ葉酸サプリを妊活を始めたころから授乳期まで2年以上飲み続けました。エレビットは妊活の初期に約2か月、マカナ葉酸サプリも試しました。通院していたとき、医師から「サプリで補給するのは良いこと」と言われたことも、続けた理由のひとつです。これは、あくまで私の場合の話です。くわしい体験は、こちらに書いています。
🌸 本文で例に挙げた葉酸サプリ(広告)
ベルタ葉酸サプリ:公式サイトで成分と定期の条件を見る
CiQoni(チコニ):公式ショップで成分と定期の条件を見る
※本記事はアフィリエイト広告を含みます。購入前に、公式サイトの成分表示・価格・定期の条件を確認してください。
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こんなときは、飲み始める前に相談を
- 持病があり、薬を飲んでいる(医薬品と健康食品に、相互作用がある場合があります)
- すでに、複数のサプリやマルチビタミンを飲んでいる
- 不妊治療中で、通院先から、サプリの指示がある
- アレルギーがある、または、飲んで体調が変わった
医師・助産師・薬剤師に、製品のパッケージか、栄養成分表示の写真を見せると、話が早いです。
飲んでみて「合わないかも」と感じたときの見直しの順番は、別の記事にまとめています。→ 葉酸サプリが合わないとき|胃の不調・体調の変化があったときの見直し方
よくある質問
Q. 「栄養機能食品」と書いてあるほうが、安全ですか?
栄養機能食品は、含まれる量が国の規格の範囲内であることを示す表示で、品質の優劣を示すものではありません。葉酸の場合は、1日の目安量で72〜200μgの範囲です。400μgを1つの製品でとる設計のものは、この表示は付けられません。
Q. 値段が高いほうが、良いサプリですか?
価格は、品質や、あなたに合うかどうかを決めるものではありません。成分表示で、葉酸の量・合計・ほかの成分を比べて、続けられる価格かどうかで選びましょう。
Q. 食事で葉酸がとれていれば、サプリはいらない?
国の目安は、「通常の食事以外から」400μgを、というものです。普段の食事の内容によって、必要なサプリの量は変わります。気になるときは、健診のときに、医師・助産師に聞いてみてください。
まとめ
- 国の目安は、通常の食事以外から1日400μg。とりすぎの上限は1日1,000μg(年齢別の耐容上限量は900〜1,000μg)
- 見るのは、「1日の目安量あたりの葉酸」「ほかのサプリとの合計」「ほかの成分の重なり」「表示の種類」「続けやすさ」
- 栄養機能食品の葉酸は、1日72〜200μg。400μgの設計の製品は、この表示が付かない
- 製品の数字は、メーカーの説明。購入前に公式の成分表示で確認する
- 持病・服薬・ほかのサプリがあるときは、医師・薬剤師に先に相談する
※この記事は医療的なアドバイスではありません。必要な量や飲み方には個人差があります。気になる点は、必ず担当の医師・助産師・薬剤師に相談してください。製品の仕様・価格・販売条件は変更されることがあります。
参考にした資料
- 葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果(厚生労働省 e-ヘルスネット)
- 葉酸(国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報):食事摂取基準の表・栄養機能食品の規格
- 妊娠中のサプリメントの利用について(国立健康・栄養研究所)
- 健康食品をお使いの方へ ~過剰摂取の危険性~(国立健康・栄養研究所)
- 栄養機能食品(東京都福祉保健局 食品表示ガイド):葉酸の規格・機能表示・注意喚起



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