不妊治療のあとの妊娠は、喜びだけじゃなかった|食べづわり・腰痛・むくみ・夫との温度差、私の妊娠中の体と心の変化

不妊治療のあとの妊娠は、喜びだけじゃなかった 妊娠・出産

この記事の結論

結論:長い不妊治療のあとの妊娠でも、「うれしいだけじゃない」のは普通のことです。私の場合は、食べづわり・胸の張り・便秘・腰痛・むくみなど、体の変化に悩まされ、気持ちの揺れや夫との温度差も経験しました。症状には個人差が大きいので、あくまで私の体験として読んでください。不安な症状は、我慢せず担当医に相談を。

長い不妊治療のすえに、やっと授かった赤ちゃん。——それなのに、妊娠してからの毎日は、うれしいだけでは済みませんでした。

体外受精を経て妊娠した私が、妊娠中に感じた体と心の変化を、正直に書いてみます。「こんなにつらいなんて聞いてない」「これって私だけ?」と思っている方に、「同じ人がいるよ」と伝えられたらうれしいです。症状には個人差が大きいので、あくまで私の場合の話として読んでください。

妊娠初期:食べづわりと、胸の張り

私の妊娠中の体の変化の流れ:初期は食べづわりと胸の張り、中期〜後期は腰痛や恥骨の痛み、むくみ、後期に妊娠線
体の変化の流れ(私の場合)

私のつわりは「食べづわり」でした。空腹になると気持ち悪くなるタイプです。食べ物のにおいで気持ち悪くなる人もいると聞きますが、私の場合は逆で、何も食べていない状態のほうがつらいつわりでした。

食べづわりは、「食べると少し楽になる」ぶん、食べすぎや体重の増え方が気になって、気持ちが揺れやすいと言われています。つわりは一般的に妊娠5〜6週ごろから始まり、安定期に入る頃までに落ち着く人が多いとされますが、時期や重さには大きな個人差があります。

もう一つ、妊娠初期に感じたのが胸の張りと痛みでした。ホルモンの影響で胸が張ってくるのは、妊娠初期によくある変化の一つです。「妊娠している」という実感になる一方で、地味にしんどい変化でもありました。

初期〜中期:便秘と、お腹の張り

つわりが落ち着いてからも、便秘とお腹の張りには悩まされました。妊娠中はホルモンの影響で腸の動きがゆるやかになり、大きくなる子宮に腸が圧迫されることもあって、便秘になりやすいと言われています。

水分や食物繊維を意識したり、軽く体を動かしたりするのが基本のようですが、自己判断で薬やサプリに頼らず、つらいときは担当医に相談するのがおすすめです。お腹の張りが頻繁だったり、痛みを伴ったりするときも、様子を見すぎずに連絡をしたほうが安心です。

中期〜後期:腰痛と、恥骨・足の付け根の痛み

お腹が大きくなってくると、今度は腰や、恥骨・足の付け根のあたりが痛むようになりました。妊娠中は出産に向けて骨盤まわりの関節や靭帯がゆるみやすくなり、さらにお腹が前に出ることで体の重心も変わります。その分、腰や骨盤まわりに負担がかかりやすくなると言われています。

痛みは「あと何ヶ月続くのだろう」と不安になる種類のものでした。体を支える工夫や、無理をしない動き方は、担当医や助産師に相談すると具体的なアドバイスがもらえます。痛みが強いときは我慢せず、早めに相談してみてください。

むくみと、こむら返り

足のむくみとこむら返りも、中期以降に経験しました。妊娠中は血液量が増え、大きくなった子宮が下半身の血流に影響することもあって、むくみやすいと言われています。こむら返りの原因ははっきりしないこともありますが、冷えや血流、疲れなどが関わるとされています。

一般的には、足を少し高くして休む、同じ姿勢を長く続けない、体を冷やしすぎないといったことが勧められています。ただし、急にむくみが強くなった、顔や手もむくむ、頭痛や目のちかちかがあるといったときは、早めに受診してください。

そして、妊娠線

体の変化の中でも、特に後悔が残っているのが妊娠線です。私は妊娠後期になってから、お腹に妊娠線ができてしまいました。「まあ何か塗っておけばいいか」と適当にケアを選んでいたことを、あとから後悔しました。そのときのことは、別の記事にまとめています。

体だけじゃない。気持ちの変化と、夫との温度差

夫への伝え方:漠然と「つらい」と言うより、「今日は〇〇が痛くて、これをしてもらえると助かる」と具体的に伝える
伝え方のコツ

妊娠中は、体だけでなく気持ちも大きく揺れました。私は涙もろくなり、情緒が不安定になりました。妊娠中はホルモンバランスが大きく変わるため、気持ちが揺れやすくなる人は多いと言われています。長い治療のあとだからこそ、うれしいのに不安、という複雑な気持ちになる方もいるのではないでしょうか。

もう一つ、夫との温度差を感じる場面がありました。体の変化は、外から見えません。つわりのつらさも、腰や足の痛みも、一緒に暮らしていても本当の大変さは伝わりにくいものだと思います。治療のときには「一緒にやろう」と言ってくれた夫でも、妊娠中の体の感覚までは、自然には分かってもらえないことがありました。

温度差を感じたときにおすすめしたいのは、「つらい」と漠然と伝えるのではなく、「今日は〇〇が痛くて、これをしてもらえると助かる」と具体的に言葉にすることです。分かってもらえないと黙ってしまうより、伝えたほうが、お互いに楽になりやすいと思います。

こんな症状があったら、早めに連絡を

早めに連絡したい症状:出血、強い腹痛や規則的な張り、急なむくみ・頭痛・目のちかちか、胎動の減少
早めに連絡したい症状

次のような症状があるときは、様子を見すぎずに、担当の産婦人科に連絡してください(判断は必ず医師にお任せください)。

  • 出血がある
  • 強いお腹の痛み、規則的なお腹の張りが続く
  • 急に強くなったむくみ、頭痛、目のちかちか
  • 胎動がいつもより明らかに少ない(胎動を感じる時期になってから)

まとめ

  • 長い治療のあとの妊娠でも、「うれしいだけじゃない」のは普通のこと
  • つわり・胸の張り・便秘・腰痛・むくみなど、体の変化には個人差が大きい。私は食べづわりだった
  • 気持ちの揺れや、夫との温度差を感じたら、具体的な言葉で伝えてみる
  • 不安な症状は、我慢せず担当医に相談を

不妊治療のことや、妊娠までの道のりについては、こちらにもまとめています。

※この記事は医療的なアドバイスではありません。症状・時期・程度には個人差があります。気になる症状は、必ず担当の医師・助産師に相談してください。

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