この記事の結論
結論:卵管造影検査は、月経が終わってから排卵前までの時期(月経周期の7〜10日目ごろ)に行う、10〜15分ほどの検査です。痛みの感じ方には大きな個人差があり、保険適用なら自己負担は3,000〜6,000円程度が目安です。私はこの検査で卵管の癒着がわかり、医師の方針で体外受精に進みました。
不妊の検査で名前が挙がる「卵管造影検査」。「痛いと聞いて怖い」「費用はいくら?」「いつ受けるの?」と、不安になる方は多いと思います。
この記事では、複数のクリニックが公開している情報をもとに、時期・痛み・費用・当日の流れ・検査後の注意をひとつずつ整理します。私自身の経験は、最後にお話しします。
卵管造影検査の概要【早見表】

卵管造影検査(HSG)は、子宮の入り口から造影剤を入れてレントゲンを撮り、次のことを調べる検査です。
- 卵管が通っているか(詰まり・狭くなっている部分がないか)
- 子宮の中の形(中隔子宮など、形の異常がないか)
- 卵管に水がたまっていないか(卵管留水腫)
不妊症の基本的な検査のひとつで、卵管の状態は、ふつうの超音波検査だけでは分かりにくい部分です。
いつ受ける? 検査に適した時期

検査は、月経が終わったあとから排卵前までに行います。目安は月経周期の7〜10日目ごろで、施設によっては5日目ごろから行うところもあります。
この時期は、子宮の内側(内膜)がまだ薄く、妊娠している可能性もほとんどないためです。生理の出血がある間は受けられないので、予約を取るときは周期を確認しておきましょう。周期が不規則な方は、事前に医師に伝えてください。
痛みはどのくらい? 個人差が大きい検査です
いちばん気になるのが痛みだと思います。クリニックの説明では、次のように書かれています。
- 造影剤を入れるときに、下腹部の締めつけ感や軽い痛みを感じる方がいる
- 軽い違和感から、生理痛のような鈍い痛みまで、感じ方はさまざま
- 卵管が詰まっていると、痛みが強くなる傾向がある
- 検査の前に鎮痛剤を使ったり、造影剤をゆっくり入れたりして、痛みを減らす工夫をしている施設が多い
「痛かった」「ほとんど平気だった」と、体験談が大きく分かれるのは、このためです。不安が強い方は、予約のときに「鎮痛剤は使えますか」と聞いてみると安心です。
費用の目安は? 保険は使える?
卵管造影検査は、不妊症の検査として保険が適用されることがほとんどです。3割負担の場合、検査そのものの自己負担は約3,000〜6,000円が目安とされています(約5,000円と案内している施設もあります)。
ただし、初診料・再診料・薬剤費などは別にかかります。施設や使う薬によっても変わるので、予約時に確認しておくと、当日の驚きが少なくなります。不妊治療全体の費用は、こちらの記事にまとめています。
当日の流れと所要時間

検査そのものは10〜15分ほどです。施設によっては、造影剤が広がるのを待ってもう一度撮影するため、院内にいる時間が1.5〜2時間ほどになることもあります。
受けられない・事前に伝えたほうがよいケースもあります。ヨード造影剤のアレルギーがある方、甲状腺の病気がある方、妊娠している可能性がある方は、必ず事前に医師に伝えてください。感染症(クラミジアなど)の検査を求められる施設もあります。
検査後の過ごし方と注意点

検査のあとは、数時間〜1日ほど少量の出血が続くことがあります。下腹部の痛みも、数時間で軽くなる場合が多いとされています。
入浴や性交の可否は、施設によって指示が少し違います。たとえば「当日はシャワーのみで、翌日から入浴・性交は可」と案内する施設もあります。当日の説明と、施設の注意書きに従ってください。強い腹痛や発熱があるときは、すぐに連絡しましょう。
検査後の「ゴールデン期間」とは
卵管造影検査のあと、3〜6か月ほどは妊娠の報告が比較的多い時期とされ、「ゴールデン期間」と呼ばれることがあります。造影剤が卵管内の軽い詰まりや粘液を洗い流すためではないかと考えられていますが、はっきりした理由や期間には個人差があり、必ずそうなるというものではありません。
なお、卵管造影は治療ではなく、あくまで原因を調べる検査です。結果によって治療方針が決まるので、結果の説明はしっかり聞いておきましょう。
私の場合:検査で卵管の癒着がわかりました

私は、自宅でのタイミング法を約1年続けたあと、病院で検査を受けました。その卵管造影検査で、卵管の癒着がわかりました。
医師の方針で、人工授精は行わず、体外受精に進むことになりました。通院を始めてから妊娠までは約半年、移植は1回でした。検査の結果が、その後の治療の進め方を決めた形です。
この記事の痛みや費用の部分は、私の個人的な感想ではなく、公開されている施設の情報をもとに書きました。人によって感じ方が違う検査だからこそ、まずは事実を整理しておきたかったからです。検査の流れ全体や、不妊の原因については、こちらもどうぞ。
よくある質問
検査前に準備することはありますか?
施設によって異なります。多くの施設では、検査前に鎮痛剤を使うので、飲み薬や座薬の案内があります。予約時に、持ち物や当日の流れを確認しておきましょう。
検査で「詰まっている」と言われたら?
結果をふまえて、治療の方針は医師が個別に判断します。私は卵管の癒着がわかり、体外受精に進みましたが、すべての人が同じ流れになるわけではありません。分からないことは、遠慮せずその場で質問してください。
妊娠しているかもしれないときは?
検査は月経が終わってから排卵前までに行うため、通常は妊娠していない時期に受けます。ただ、妊娠の可能性が少しでもあるときは、必ず事前に医師へ伝えてください。
まとめ
- 卵管造影検査は、月経周期の7〜10日目ごろ(施設により5日目ごろから)に行う10〜15分ほどの検査
- 痛みは個人差が大きく、軽い違和感から生理痛のような痛みまで。鎮痛剤を使う施設が多い
- 保険適用で、検査自体の自己負担は約3,000〜6,000円が目安(初診料・薬剤費は別)
- 検査後は少量の出血があることも。入浴・性交の指示は施設に従う
- 私はこの検査で卵管の癒着がわかり、医師の方針で体外受精に進んだ
※この記事は医療的なアドバイスではありません。検査の内容・費用・注意点は施設によって異なります。受けるかどうか、結果の意味は、必ず担当の医師に確認してください。



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